肝芽腫の初期症状(あっちゃんの場合)
肝芽腫の初期症状
あっちゃんが肝芽腫とわかるまでに、かなり検査と時間がかかったので、症状をまとめておく。
一般論として、どういう症状がでるか、調べてみた。
肝がんは腫瘍が急速に大きくなるため、腹部の腫大がよく起こりますが、これはしばしば他の症状を伴わずに起こります。その他に起こり得る症状は以下の通りです。
食欲不振、体重減少、嘔吐、胃痛、黄疸、思春期早発症
体の片側とその反対側とで成長が異なる (※訳注:たとえば片方の腕がもう片方の腕よりも大きい場合など)
(出所:CureSearch)
発熱
- 一番目立ったのは、発熱が続いたことだ。断続な発熱で、一週間近く平熱と40度を超える高熱を数回繰り返した。この為、かかりつけ医の先生も違和感を感じて、大きな病院での血液検査と精密検査をすることを進めてきたのだ。ここで、ちゃんと調べなかったらと思うと、初診の重要性を感じる。
嘔吐
-
発熱とともに、嘔吐も繰り返した。小児の嘔吐の場合は、普通に泣きすぎや咳き込んだ場合等で見慣れているので、なかなか、発熱と嘔吐では、重い病気とはわからないのが難点だ。
食欲不振
-
あっちゃんは、もともと食がほそかった為これに関しては、わからない。直前は、食欲はなく、お茶を飲んだくらいしか、記憶がない。
血液検査
-
WBC15600 CRP11.7と高値で、感染症を第一に疑われた。既に、近くのクリニックで、アデノウイルスと溶連菌の検査をした時は、陰性だったのだが、、、。とりえず、炎症反応が強いので、何が原因かを精密検査しましょうという感じで、体中を一か所ずつしらべることになった。
体重
-
もともと細い印象が強かったあっちゃんだが、生まれたころから比較してもやはり少し細さが目立っていた。歩くようになってやせたんだろうとくらいにしか、思っていなかったのだが、振り返ると、腫瘍の影響もあるのだろう。
疲労
-
少し前から歩きたがらなかった。甘やかしてはいけないと、抱っこをしなかったのだが、今思えば、これは体が重かったのかもしれない。かわいそうなことをしたと反省したが、これは、わからない。
腹部
-
あっちゃんの場合は、腹部に固いしこりがあったり、出っ張ったりはあまりしていなかった。いわゆる幼児体形くらいの腹部だった。先生に聞いても、これは主治医も(お腹の状況だけでは)私でもわかりませんので、ご両親の発見が遅れたということではないです。どちらかといえば、それ以外の症状でよく見つけたという説明だった。
肝機能
-
あっちゃんの場合、肝機能に大きな異常が見られたという指摘があったかどうか覚えていない。AFPは、異常値と、二日目のカンファレンスで指摘を受けたが、、、。
全体
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基本的に、発熱と嘔吐という一般的な風邪の症状以外で目立ったのは、高熱と平熱を一週間近く繰り返したことくらいだった。一般的に言って、素人に何か判断できる症状があったとは思えないし、主治医も、親にわかる病気ではないと断言していた。一般の小児科の開業医でさえ、一生のうちに一度見るかどうかわからないくらいの疾患だ。
あっちゃんが入院した病院の小児科のトップが、”私、小児がんの分野では、出版物等も出すくらい経験もかなりあり、うちには小児がんの患者が集まりますが、それでも肝芽腫は、この5年間で5人見ていないです。それくらい珍しい疾患です。”と言い切っていた。
まだちゃんと意思表示ができない年齢だけに、やはり、原因がわからないときはわかるまで、徹底的に調べるという基本に尽きると実感した。あっちゃんの場合も、受診した先生が、少し前に、肝芽腫の患者を診たということで、先生の経験値の差も重要だ。
今日の一言
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