主治医に11/1にカンファレンスをお願いして、今後についての方向性について聞いてみた。これは、皆さんにも是非薦めるのだが、主治医と方針を話し合うのは、状況が一時的にしてもいい方向に向かっているときや、安定している時のほうがいい。
状況が悪化してからでは、素人が口をはさむことや、ほとんど議論らしい議論もできず、主治医からもうこれしかないとなしくずし的に言い渡されるか、究極の選択をいきなり迫られ、途方に暮れるという事に成りかねない。
で、とりあえずAFPが下がり始めた今であれば、難しい状況についても冷静に議論できるであろうということでお願いした。治療チームも、いったい親側から何を言い出すのであろうか?とかなり構えていたのが雰囲気から見て取れた。
で、今後のあっちゃんの治療の可能性について聞いてみた。
超音波検査で腫瘍が小さくなっている点が確認されたようだが、切除手術は可能か?
まだ、3つある肝静脈のうちの3つともと近接しているよう。主要な血管に近くリスクが高いので、無理と思われる。
次回のMRIで、もう少し詳細な判定ができると思う。ポイントは血管から離れているかどうか。
血管から腫瘍が離れなければどうなる?
静脈を巻き込んでいるので、生体肝移植のほうが安全で、予後もいい。
腫瘍をとりきれないと、肝芽腫は必ず再発する。
あと抗がん剤はどの程度使えるか?
あっちゃんの場合、トータルで6回できるので、後3回はできると考えている。
NK細胞を使った免疫細胞療法を考えているが、肝芽腫で使えないか?
肝芽腫で、そういった治療法の効果があったという報告はない。
GPC(グリピカン)3というのを使ったペプチドワクチン療法が肝細胞がんで研究されている。肝芽腫で適用例はないが、理論的には効く可能性がある。
Wt1ペプチドワクチン療法というのもある。
ワクチン療法は再発防止用には一定の効果があるかもしれないが、腫瘍を縮小させる限定的か。
結局、腫瘍が血管から離れるかどうかがポイントとのことだった。肝芽腫は外科的にとれるかどうかがポイントになるので、免疫療法は、まあゆっくり考えましょうという感じだった。
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AST 28/ALT 10/WBC 40.0/RBC 3.40/PLT 179/CRP 0.44