12/25 メリークリスマス
あっちゃんにも、病院のみんなにもクリスマスがやってきた。
サンタさん(あっちゃん語でたんたさん)はアイスクリームショップのおもちゃを持ってきてくれた。
細かいパーツがたくさんあるので、病院に持ち込むのはどうかと思ったけれど・・・・術後で頑張っているし、家に帰れるみこみもないし。
そりゃあもう、あっちゃんは喜んだ。
この頃、まだお腹の痛みを訴えつつもだいぶ元気になってきていた。
病院にいる年上のお姉ちゃんたちが、あっちゃんの心配をしてくれていた。
特にあっちゃんのことを可愛い可愛いといってくれる子がいて、術前はとっても不安な顔で見送ってくれて、術後翌日もあっちゃんの部屋を外からのぞいてた。
なので、その子が顔をみせてくれるたびにあっちゃんの様子も可能な限り見せて、今日はこっちの点滴がはずれたんだよ。
とか、少し起き上れるんだよ。
とか、飲み物飲めたよ。
なんて報告していた。
術後、あっちゃんがはじめてみんなと一緒に朝ごはんを食べたとき・・・。
お姉ちゃんたちがほんとうれしかったみたいで。
「あっちゃんまま!あっちゃんはごはん半分、お魚は3分の2食べたんだよ!だから、点滴が取れたんだよ」って教えてくれて。
そんな子供たちからもぱぱままもとても力をもらっている。
病院にいる子も、そうでない子もみんなみんな、メリークリスマス!
そして、ぱぱとままにはご近所さんから、うれしいうれしいシュトーレンの差し入れ。
寒い寒い日だったのだが、病院からの帰りに家の前で待っててくれて。
その優しさに、涙が出た。
美味しくて、ありがたい味だった。
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手術がうまくいかなくて、AFPも上がり、これからさらに強い抗がん剤が待っている。
何もわかってないあっちゃんに厳しい道を選択させている気がして、申し訳ない気持ちもあるが、来年のクリスマスは元気になって家族て一緒に家で過ごしたい。
心からそう思うままである。