9/7 入院初日のカンファレンス、肝芽腫と確定診断

何回目の転院だろうとか思いつつ、後に我が家のように過ごすS病院に。今日から、長い長い闘病生活の始まり!!がんばれ、あっちゃん。そして、あっちゃんままにぱぱも今日から付き添い生活。24時間付き添いする為に個室に。付き添い用のパイプベッドが痛かった。今思えば、最初から大部屋にしておけば良かった。

そして、転院先の病院の対応の早さにびっくりしてた。つい数日前は知らなかった”肝芽腫”とのつきあいのはじまり。この時点であっちゃん2歳半。病院で主に発する言葉は「あっこあっこ(抱っこ)」で号泣・・・診察もままならない状態。

夕方、小児科チームを紹介される。主治医で小児科のM先生を筆頭に、小児外科、血管腫瘍科、受け持ち看護師他、何人いるのだろうか?思わせるミーティングで、病気の重さを再認識させられる。

この日の検査結果を受けて、以下のような説明を受ける。

  1. 病名は肝芽腫。肝臓に腫瘍があり、AFPが異常高値であり、肝芽腫は確実であろう。生検は体に負担がかかる上、早く治療に入りたい為、行わない。
  2. 肝芽腫はまれな疾患で、アメリカでは100万に1人、日本でも年間数十例程度、この病院でも年間1例程度しか扱わない。
  3. 小児がんは、成人の癌と違り、抗がん剤が効きやすい為治癒する可能性も高く、7割程度が長期生存可能。しかし進行が早いので迅速な対応が必要。
  4. 肝芽腫について日本でのとりまとめを行っている日本小児肝癌スタディーグループ(JPLT)の分類では、PRETEXT-2(か3)で、肝外進展のない標準リスクに分類。
  5. Pretext-2でも3でも、5年生存率は80%以上あるので、病気だからと甘やかさず、両親がしっかりと接すること。
  6. 来週からの化学療法に先立ち、静脈注射を痛みなく確実にできるように、CV(central venous/中心静脈)カテーテルの挿入手術を9/9にする。
  7. 化学療法のメニューは、CITA(シスプラチン+テラルビシン)を手術前に4コースして、腫瘍を摘出して、術後に2コースCITAを行う。肝芽腫のとりまとめをしている広島大学に最新のプロトコルを確認予定。トータルで6か月前後の入院になる予定。

番外編.「治療プロトコルで治る癌なので、霊感商法と、きのこの類(のサプリメント)はやめてください」、と。それから、「来年の春、幼稚園の予定ならばちゃんと準備してくださいね、小児がんは治る病気ですからね(注;薬が効けばだけれど)」と、言われた事で少し希望が見えた気がした。

ALP 925/LDH 385/AST 33/ALT 41/WBC 12.4/RBC 4.23/HGB 10.2/PLT 568/CRP 10.12

 

[mobile-only]

Sponsored Link
[/mobile-only] [pc-only]
Sponsored Link
[/pc-only]

主治医のM先生が持っていた本を買ってみた。