抗がん剤の副作用 薬?それとも毒?
人間とは、貪欲な生き物だ。少し前までは、AFPが下がらないと、ただただ抗がん剤が効くことだけを意識しているものだが、いざ効きだすと、今度は抗がん剤の副作用が気になりだす。
使用している抗がん剤の副作用について調べてみた。
使用している抗がん剤と薬剤師から説明を受けた副作用一口コメント
- シスプラチン(CDDP)-吐き気、食欲不振、腎機能低下、聴力低下、耳鳴り、脱毛、全身倦怠感、末梢神経障害などの症状が起こることがあります。
- テラルビシン(THP-ADR)-骨髄抑制、心臓障害、悪心、おう吐、脱毛などの症状が起こることがあります。
CDDPについてネットで、調べていたらちょっと脱線しますが、このようなサイト(現在、なくなってました)を見つけました。ここ、他にもいろいろ読み物として、面白い記事があるので、一読するのもいいかもです。
このサイトでは、CDDPが猛毒で、かつ古くに承認された抗がん剤で臨床試験で、癌にきくという証拠もなく、医療関係者の間でも効くと信じられているだけとあります(小児がんでは効果がちゃんと出ていますが、、、)。
おそらく肝芽腫を含めて、小児がんの親御さんで、少しでも抗がん剤について調べられた方であれば、抗がん剤が猛毒であることは、ご存じだと思います。ある時病棟で、治療の話になった時に、自分の息子のこんな猛毒を注射するしか治療法がないなんて、、と嘆かれていた方もいましたし、看護師さんが抗がん剤を静脈注射する時の防御の徹底ぶりを見れば一目瞭然です。
二次がんを併発する可能性、不可逆的(二度と元には戻らない)な晩期障害についても皆さんある程度知りながら、命とは代えられない、副作用に悩むには、命があるからこそ言える愚痴だと、自らを言い聞かせながら、治療を継続するのが現実だと思います。
がん細胞は、正常細胞が遺伝子の異常等で細胞分裂の暴走を始め、終わりなく分裂していく中で、栄養を宿主から奪い、腫瘍が大きくなる中で、臓器を機能不全にしていきます。その上、癌細胞は、薬剤耐性といって、抗がん剤を使用しているうちに、その薬に対して耐性を持ち、いずれは効かなくなります。正常細胞にはそのような能力はありません。その意味で、癌細胞は正常細胞より生命力のある細胞といえます。その細胞の暴走を止める為には、正常細胞に癌細胞と同様にダメージを与えてしまうのは、現在の医学ではまだ解決できていないようです。
言い換えれば、抗がん剤は癌細胞にも少しは作用する毒薬というのが実態に近い表現になると思います。ただ、やはりここまで毒性が強いものだとは、身内が癌になるまでは知りませんでした。
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AST 28/ALT 10/WBC 40.0/RBC 3.40/PLT 179/CRP 0.44