テフロンで知られる有機フッ素化合物類(パーフルオロ化合物/PFCs)

フッ素の化合物は、極めて安定しており、「熱に強い・薬品に強い・電気を通さない・くっつかない・滑りやすい」など強い特性を持つので、過酷な環境や特殊な分野など色々な形で使用される。

代表的な身の回りの物としては、食物がこげつかないポットや鍋(テフロン)、汚れのつかない家具や敷物(フッ素樹脂加工)、撥水加工のレインコート(ゴアテックス)、防水スプレー等。

これらの製品加工時に使用するPFOA(パーフルオロオクタン酸)、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)は、体内での分解、排出に非常に時間がかかる残留性有機汚染物質として、規制対象物質とされる。

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テフロンや上記フッ素化合物等は、PFOAではないものの、体内や特定の環境下で、PFOAに分解される。
発がん性、免疫系障害、生殖障害、先天性障害等が指摘されている。体内から、残留量の半分が排出される半減期が、PFOAで4.3年、PFOSで8.7年。自然界では分解されないと考えられている。