化学物質問題市民研究会

ウェブ上で化学物質問題市民研究会というサイトを見つけた。かなりこまかく海外の研究動向海外の政策等まで追っている。

目を通すと危険視されている有害物質は、

内分泌かく乱物質(いわゆる環境ホルモン)
難燃剤
有機フッ素化合物類
残留農薬、殺虫剤
水銀

その他に、ナノテクノロジー、電磁波etc

危険視されているものの特徴は、

①体内への蓄積性(排出に時間がかかる)
②血液脳関門、胎盤を超える(脳、神経や胎児へのダメージがある)
③体内で、ホルモンに近い働きをすることで、体内の各種の機能を混乱させる。
④自然界での分解が進まず、使用禁止後も食物連鎖で影響が続く。
⑤胎児や幼児等成長期に大きく悪影響を与える。

これらは、有機化合物の特性とも一致するものが多い。有機化合物が慢性の有害物質になりやすいのは、水に溶けにくく、脂溶性の性質をもつ為、小腸から吸収されて、肝臓等に蓄積されやすからと思われる。また、脂溶性の物質は、「血液脳関門」(毒物が脳に到達するのを防ぐためのバリアー)を通過できる為、脳に直接ダメージを与えることもできるというやっかいな性質をもつ。

※有機化合物-炭素を骨子として化合物。炭素は、他の原子とつながる「うで」を持つため、いろいろな特性を持った結合の仕方ができる。

有害物質の悪影響の種類は、

①生殖機能異常
②脳の発達遅延・障害(学習障害等)
③妊婦を通しての胎児への先天性障害
④自閉症の精神障害
⑤ぜんそく等の呼吸器系障害
⑥内分泌かく乱物質によるホルモンバランスの崩れ

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等。これを見ていると食品添加物はあまり出てこない。勿論、化学物質の一部としてでてきてはいるが、それほど多く取り上げられていない気がする。その辺はまたおいおい。