肝シンチグラフィー検査、これが術前最後だ
肝切除(無理の場合、その場で移植に切替え)手術を明日に控え、最後の検査だ。連日、検査が続く。
ちまたで、放射能の被ばくがと言われる中、今日も被ばく、2日前も被ばく、4日前も被ばく、、、、、将来あっちゃんがこのブログ読んだらホントにごめんね。ぱぱとままにはそれしか選択する道がなかった。
あっちゃんがもし今ぱぱとままと同じくらいの判断能力があったら、どういう選択をしたのだろうか?自問自答しながら、ここまで来た。
もう後戻りはできないし、人生はそれ自身が後戻りのできないものだから、これから何が起ころうとも、それがあっちゃんの人生だし、ぱぱとままもありままに受け入れたい。あっちゃんが、今のような境遇にあるのは、たぶんあっちゃんがそれを受け入れて、がんばることができるだけの器をもっているからに他ならないと、信じている。
違った、肝シンチの検査だった。シンチグラフィは
RI検査、アイソトープ検査などと呼ばれ、放射線同位元素(RI)を体内に取り込み、RIから放射される放射線をシンチカメラでとらえて画像化する検査です。肝シンチグラフィーでは肝臓や胆道の形態や機能を詳しく調べることができます。
検査当日は食事ができません。肝シンチグラフィー検査ではRIを静脈注射または内服といった方法で投与して、90分以内にシンチカメラで撮影します。黄疸がある場合は6時間後と24時間後も撮影することがあります。なお、肝臓のRIは胆管から十二指腸へと排泄されます。
肝臓に関しては、①肝シンチグラフィと②肝受容体シンチグラフィ③肝胆道シンチグラフィの3種類のシンチグラフィがあるよう。これは、使う放射性医薬品が異なることで、臓器の異なる働きがチェックできるようだ。
あとあと考えてみると、あっちゃんが受けたのは、普通の肝シンチグラフィだったのか、肝受容体シンチグラフィだったのか、定かではない。肝臓の悪性腫瘍なので、どちらも使う可能性はあるが、あの時の会話は、75%前後切除することになりそうなので、残肝能力を確認するといっていたような気がする。だとすると、肝受容体シンチグラフィか?
切除前提だが、血管と接していて切除できない場合は、移植にする予定。だが、切除するにしても切除後の肝機能が十分に残っていないとできないので、その最終確認っぽい言い方をしていた気がする。
しかし、肝シンチの画像がこれで、
肝受容体シンチの画像がこっち。
(出所:日本メジフィックスサイト)
素人には、まったくわからない代物だ。
既に、前回の骨シンチグラフィで、肝外転移がないことは確認できているので、今日の検査は、直前の肝機能、血管、腫瘍の状態を確認し、切除するために事前にできるだけ、状況を確認しておくという。執刀医のK先生は、おそらくぎりぎり切れると思うと言っていたが、事前準備は怠らない。(あとで、病理の確認をしたら、腫瘍と切除面の断端の距離が一番近いところで0.4mmしかなかった。肝シンチの甲斐もあったもんだ)
まさに最終チェックだ。後、祈るのみだ。最近、祈ってばかりだ。八百万の神様、お願い。
ほんと、ぎりぎりまで無事に手術できるのか?とかなりハラハラしたぱぱとまま。
この日は午後から確実にこの検査ができるようにかなりしっかり眠らされたあっちゃん、おかげで無事に検査が終わった・・・。
この結果の後に説明があったのだが、あっちゃんに残せる肝臓が元々の25%くらいになりそうだと言われた。
(逆に25%以上残せないようだと手術できないので、その確認もある検査だった。)
ちゃんと機能するぎりぎりの大きさなので、無事に切除ができても肝不全などをおこすような事があれば、再度お腹をあけて生体肝移植をすることになります、とのこと。
転移がみつからずに手術にこぎつけただけでも感謝ではあるのだが。。
心配の種は尽きない。
この日はままがドナーのために入院したのだが、こちらの病院に転院してからずっとこんな感じで心配ばかりしているので、病院の帰りにぱぱと「しんどい」と言い合ってた毎日だった。
でももうここまできたら先生とあっちゃんを信じるしかないのである。
あっちゃん、24日の手術2日前のお昼から絶食。
普段はご飯をそんなに食べないくせに「あっちゃんのランチこないねぇ~」とか「あっちゃんごはんまだかなぁ~」などと、親の胸をえぐるような発言をする。
ぱぱとままはそしらぬふりをして、何も言わず・・・・。
でも、その日の夜からは何も言わなくなったあっちゃんであった。
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前日は検査でほとんど寝ていたし、術前に無駄に体力を消耗しなくてよかったかも。