10/13 小児肝臓移植の現状、実績が多い施設は限定的か?

生体肝移植の概要

国立成育医療センターの説明がわかりやすい。

  • 国内での小児生体肝移植の実施数は年間約130件程度。


2013年迄の肝臓移植をまとめた肝移植症例登録報告が移植実績の内容としてわかりやすい。

  • 92年から2009年までで、肝芽腫で生体肝移植を受けた例は43件(18歳未満は42例)。
  • 生存率-85.9%(1年)、80.5%(3年)、69.9%(5年)、69.9%(10年)

化学療法の効きが悪い場合、より強力な化学療法を行ったり、リスクを冒して肝切除に行かずに、”Primary Transplantation”と呼ばれる積極的に肝移植に移行することで、標準リスクの肝芽腫とほぼ変わらない生存率が可能となる。欧州では、Pretext 4なら、最初から切除より移植のほうがいいという雰囲気すらありそうな図ですね。

日本では、JPLT-2プロトコルではガイドラインはない為、臨床現場での判断に委ねられる形になるか。

(出所:The surgery of childhood cancer)

生体肝移植の国内実績

ちなみに、肝臓移植ができる施設は国内に、22施設(2012/2現在)あるが、小児(18歳未満)の肝臓移植を専門に行っている施設は、3施設。

国立成育医療研究センター-2009年度約40例実施、2011年12月までに、183例。
自治医科大学附属病院-2010年は24例実施、2010年12月までに、17都道府県から186例。
神奈川県立こども医療センター(ドナーは県立がんセンターで摘出)-WEB上に”2009年末までに55例の肝移植実施”

(小児専門ではないが)
京都大学-小児の肝移植-年間約20件程度(WEBのチャートを目視で)
九州大学-小児の肝移植-2010年は5例実施。累計51例。
信州大学-小児の肝移植-2011年3月末累計120例。
東京大学-小児の肝移植-2008年末累計74例。
三重大学-小児の肝移植-2010年末累計20例。
北海道大学-小児の肝移植-2008年11月末累計49例。
名古屋大学-小児の肝移植-2011年末累計61例。
慶応大学-小児の肝移植-2008年5例。
その他、岡山大学、熊本大学、広島大学等も症例多いが小児のみでの記載が見当たりませんでした。
※ブログは、2011年までのデータにつき、最新のデータはwebで確認できます。

今日の一言

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外人に比べたら、問題ないでしょう?



AST 28/ALT 16/WBC 4.4/RBC 3.18/PLT 327/CRP 1.85