肝移植に対する日欧のスタンス
肝芽腫について、いろいろ調べごとをしていた中で、興味深いHPを見つけた。
内容は、”難治性肝芽腫の肝移植の適応は”というもの
著者は、松永正訓先生(元千葉大学小児外科)、、、、この時は、JPLTの元コーディネーターの先生だとは知らなかったです。
”SIOPELや各国の臨床結果で、化学療法後に切除できない肝芽腫に対して、積極的に肝臓移植を推奨しているのに対し、日本のJPLTは、移植のガイドラインを未だに示しておらず、保険適用外でもある為、日本では移植の適用の混乱が見られる。”とあった。(現在は、条件を満たす肝芽腫の肝臓移植は保険適用となります)。
これを読んだときに、日本の肝芽腫の治療プロトコルが海外と比較して遅れているような印象を受けた
(2008年の保険適用後からは、肝臓移植も従来よりは行われているとか。2009年までで、肝芽腫の移植適用が43件(92年から2009年迄)というのが多いのか多くないのか私にはわかりませんが、、)
JPLT-2のプロトコルはあくまで、化学療法で、腫瘍を小さくして切除することを念頭におき、もし化学療法が効かない場合は、より強い抗がん剤を使うといった方向へ進み、最終的に切れるまで、薬を使うといった方向性に思えますが、SIOPELでは、抗がん剤の効きが最初の2クールよくない時点で、肝臓移植を念頭に置きながら治療を進めるという方針で、かなり温度差を感じた。
後々にわかったことだが、欧州のテキストでは、移植した場合、ハイリスクの肝芽腫の切除より、生存率が高いとあり、ハイリスクの肝芽腫では、当初から移植が視野に入っているのかも。
親の正直な気持ちとしては、切って治療できるものなら、移植より切除でお願いしたい、、、しかし、それで生存率が下がるようなことあってはならないし、、、この頃は、漠然とそんなことを考えたような気がする。
(出所:the surgery of childhood tumor 2nd edition P.250)
今日の一言
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