1/20 パンのおいしそうな匂いのする病院に転院

今日から、新しい病院だ。ここは、子供専門の病院で、院内はカラフルで、子供が怖がらない内装になっている。地下には、パン屋があるのだが、吹き抜けの4Fくらいまで、焼き立てパンのおいしい匂いが広がってくる。大学病院などの特有の臭いとは別物だ。とてもお腹の空く病院なのだ。

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8F東病棟に入院した。前の病院と比較すると、大部屋もかなり広い。乳幼児用の大部屋にいたあっちゃんファミリーには超快適。

4人部屋だが、既に他の3つともベッドは埋まっていた。下が部屋の見取り図。ちなみに、あっちゃんはベッド4

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―――――大きなドア―――――

ベッド1         ベッド2

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ベッド3         ベッド4

―まど―まど-まど-まど-

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ベッド1の人が肝臓移植で少し前に転院してきたようで、ベッド2の人と話していた。ベッド2の親子は、移植を数ヶ月前に終え、胆管のドレインを抜く手術の為に今回入院したようだった。既に移植は終え、最終局面に入っていたので、部屋の中で一番経験者になる。なんでも聞いてオーラを出しまくりながら、、、説明していた。

その話を聞いていたあっちゃんぱぱままも後で、私達も肝臓移植の予定で来ました。いろいろ教えてください、、、と挨拶をしといた。外科系治療を必要とする子供が多く、癌治療の子はあまりいなかった(8Fの西病棟が癌専門病棟とのことだった。)

外科的治療の子は癌患者の子と3点大きく異った。

  1. 手術が成功すれば、数週間で回復し、病棟内を走り回る。癌治療の子は、抗がん剤の影響で食欲が落ち、体力も落ちるので、大人しい。
  2. 手術後ICUから戻ってくれば数週間から1か月程度で回復するので、入院期間も癌患者と比較して短い。長くとも2-3か月くらいの感じだった。癌の場合は、半年以上も普通にあるので、時間軸が違う。
  3. 手術後ICUから、戻ってこれないケースも多々ある。2011年12月あたりは厳しい月だったらしい。全体的にフロアの雰囲気が暗かったとか。

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とりあえず、入院即、検査三昧の一日だった。

で、後でわかったが、この8Fの東側は、肝臓移植待ち、肝臓移植後の子が多いらしく、知らずに挨拶してかっこ悪かった。

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後々教えてもらったのだが、この日のAFPは、294,900まで上昇していた。ここまで来たら、先生にすべてを託すのみだ。

転移していないことだけを祈る日々だった。移植でも切除でもいいから、ただただ腫瘍が取り除ければいい。
手術にこぎつけることだけ・・。

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