2種類の免疫機能-自然免疫と獲得免疫

免疫のしくみ

免疫系(Immune system)とは、ウィルス・細菌等の生物による感染を防ぐ生体の機構である。自然免疫(先天性免疫、基本免疫)と獲得免疫(後天性免疫、適応免疫)とに大別されている。

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自然免疫の働き

  • 生まれたときから持っている免疫で粘膜や体液などの物理・化学的防衛反応
  • 補体系やNK細胞、マクロファージや顆粒球などからなり、獲得免疫に先だって発動される初期の生体防御システム
  • 病原体に対して非特異的、つまり様々な病原体に対して別個に応答するのではなく常に汎用的な方法で対処する為、効力を発動するまでの時間が短い(侵入者をすべて敵とみなす、初期の防御体制)。
  • 後天性免疫系のような免疫記憶が無く、長期にわたって生体を保護する仕組みではない。

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獲得免疫の働き

  • 自然免疫をくぐりぬけて侵入してきた外敵にたいして集中攻撃を仕掛ける免疫で、生まれたときには備わっておらず、後天的に獲得されていく(予防接種はこの仕組みを活用している)。

下は、癌細胞への対応
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免疫細胞療法の分類

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免疫細胞出所:がん患者の集い

m5出所:免疫プラザ