2/10 転院 &AFP測定
術後経過がよく、前の病院に戻れることになった。術後二週間と
予定通りなのだが、予定通りに事が進まないケースが多くなっているあっちゃんファミリーには、思ってたより早い・・・。
ホームに帰る感じでうれしい。が、この病院にも慣れてきたたところなので、少々さみしい。
転院前日にわかったのだが、こちらでも担当看護師がいて、男性看護師Yさんだった。
あっちゃんは、人見知りで、特に男性が大の苦手。前の病院で当初男性看護師だと慣れずに手こずっていたのだが、最近すっかり問題なくなった。
この病院では看護師がなるべく担当の子供を受け持つようローテーションを組むらしく、それが上手くいったのかすんなり慣れ、仲良く検査に行ったりしていた。
あっちゃんは親には甘えて我慢がきかないが、看護師の言う事は非常によく聞く。検査に行くときもちゃんとマスクをして、おりこうさんだったらしい。
少し話などするようになった同室の方々や、先生方に送り出され10時前に病院を出た。
発熱もなかったので救急車でなく、車で行くことになった。その方が親子水入らずで楽しいし、他に救急車が必要なお子さんがいるかもしれないしね。
ここはドクターヘリが飛んでくる病院だ。見ている子供は大喜びだが、ドクターヘリで飛んでくるお子さんとご両親は、本当に大変だろう。最近では救急車を見るだけでも心苦しく感じる。
この病院は全国から難病の子をたくさん受け入れていて、あっちゃんファミリーのように最後の砦として駆け込む場合が多いようだ。
移植病棟の先生、看護師さんたちは素晴らしい人たちばかりだった。中でも執刀医でセンター長のK先生は本当に人格者で、この日もわざわざご挨拶に来てくださり、
「(上手く切れたので、絶対に)ないと思うけれど、もし転移や肝臓に再発等、何かあれば一番に相談してください」と力強い言葉をいただいた。
この先生は生体肝移植の専門で、肝切除だけの手術だったとしたら切ってもらう事にはならなかったはずの先生。
もはや1回目の手術がうまくいかなかったのは、この先生に切除してもらうための何かのお導きじゃないかとポジティブに考えようと思うことにした。
術前も、この先生だけは「切ります」と断言してくれて。
そういう事を言い切るのって、すごいリスクだと思うけれど、こちらの本当にしんどい気持ちをどれだけ救ってくれたことか。
元気になったらお礼に行きたいくらいだ(簡単に行けるところじゃないのだが)
慣れたらいい病院だった(管理が厳しかったけれど←その分大変な子が多いという事)
「くれぐれも寄り道せずに」と言われて病院を出る。
あっちゃんの大好きなデニーズに寄ったなんて事はないなりよ(笑)
さて、前の病院に戻った。
まずは外来で検査。
“外”から来た子は先生の診察を受けて、発熱はないか、感染症にかかってないかのチェックを受けて晴れて(ん?)入院となる。
あっちゃんは病院から病院だし、慣れ親しんだお部屋に戻った。
保育士さんが「お帰り」のメッセージカードと、あっちゃんの好きなおままごとのおもちゃ(お皿、フォーク、いちご、ケーキ)を置いてくれていた。
今までのパターン、車で病院を出る=おうちに帰る
の図式があったあっちゃんは「また病院かいっ!」と思ったのかしらないが、機嫌がたいそう悪く。
みんなに囲まれても態度が少々悪い。
でも、そんな不機嫌なあっちゃんを見ても「わー、かわいい」とか言ってくれる看護師さんたち。まさに白衣の天使だ。
あ、この病院は白衣の人あんまりいないけれど・・・(小児科のユニフォームは選択できてわりとカラフル)
プライマリーナースはまた同じくHHさん。
コノカタ、また仕事がない日なのにわざわざあっちゃんに会うために病院に来ちゃった。
本当にありがたい。
後輩の看護師が「もう、HHさんったら、あっちゃんがいなくなって”私抜け殻~”なんてほざいてたんです!困りますったら」とか言ってくれて。
ああ、こういう雰囲気、帰って来たなぁとしみじみ思うままであった。
あっちゃんも数時間たって、だんだんテンションがあがってきて、術後ぜんぜん歩こうとしなかったのに、自発的に歩き出した!
よかった。
術後はじめてまともに歩いたあっちゃん。
ボトルみたいなものをぶら下げているのだが、これは胆管を取っているので胆汁用のドレーンに繋がっている。
ここに胆汁がでてくるのだ。
3か月後に胆管ドレーンを抜くことになる。
執刀医のK先生が、このドレーンを抜くのは予後をみたいから、どちらの病院でやるにせよ絶対に立ち会うとおっしゃってくれている。
ありがたい。
さて、切除できてよかったね、から確実にがんを抑え込んで寛解を目指したいところだ。
ここからが頑張りどきだ!
頑張れ、ばかりで酷な気もするが・・・。そういう人生を選んでしまったあっちゃん。
ぱぱとままも出来ることはなんでもするから、一生懸命頑張ろう。
もどってきて、とりあえず測ったAFPは、4702。予想外に低下していたので、うれしかった。
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AFP 4702/WBC 4.7/RBC 3.1/Plt 151/AST 78/ALT 59/Alb 2.8