4/14 肝芽腫のラジオ波焼灼(RFA)療法
肝芽腫のラジオ派焼灼療法
最近、肝芽腫の治療にラジオ波焼灼療法を使ったレポートが海外で出ていた。
“Radiofrequency ablation in the treatment of liver tumors in children”
(小児の肝腫瘍の治療に関するラジオ波焼灼療法)
(Stijn van Laarhoven/Journal of Pediatric Surgery Volume 47, Issue 3, March 2012, Pages e7–e12)
これも有料だったので、ABSTRACTしか見れなかった。
そういえば、あっちゃんの再発疑惑の時に、血液腫瘍科のK先生が、「(肝再生で大丈夫だと思うが)万が一あっちゃんが肺転移になれば、外科的な治療法の方がいいと思う。RFAのいい先生が三重大学にいるから紹介する」と立ち話でしていた。肝臓だけでなく、肺もRFAが使える。万が一のケースでもまだまだオプションはある。がんばれあっちゃん。
事例集でも、筑波大学がRFAを使った症例を報告していたなあ、確か。
以下、訳
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肝芽腫や、ウィルム腫瘍の肝転移は、非常にまれな小児の肝腫瘍である。両方の腫瘍の治療法は、化学療法と肝切除のコンビネーションから成り立っている。ラジオ波焼灼療法(RFA)は、成人の肝腫瘍には、しばしば使われるが、小児の肝腫瘍での治療の選択肢として、言及されることはまれである。
我々は、ここに、肝芽腫とウィルム腫瘍から肝臓に転移した患者をそれぞれ一例ずつ紹介します。両名の患者は、外科手術にRFAが使用された点を除いては、それぞれ通常のプロトコルに従って治療が進められた。
両患者とも、術後の経過も良く、それぞれ8年と3年無病生存している。ラジオ波焼灼治療(RFA)は、既存の小児肝腫瘍の治療手法のレパートリーに加えるべき良き治療法かもしれない。
今日の一言
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