5/3 抗がん剤投与後、何日くらいで好中球の底打ちするか?
外泊後の血液検査
外泊から、本日無事病院へ戻り、取りあえず血液検査。GWの後半の初日ということで、ちょっと静かな病院。
で、血液検査の結果を見たところ、まだ骨髄抑制の影響が大きく出ていないということで、更に3日間外泊となった。病院もGWモードなので、家に帰れる状態の子供は極力返すよう。
ということで、1クール目、2クール目の骨髄抑制の状態をチェックする為、好中球をグラフ化してみた。
化学療法開始日を0日目とし、その後の推移をプロットしたもの(血液検査は数日おきにつき、検査のない日は横ばい前提)。単位は、千/マイクロリットル。
1クール目、2クール目ともに、化学療法開始後、8日目か9日目に好中球がボトムとなり、10日目から底打ちし始める。
あっちゃんが入院している病院では、化学療法後、骨髄抑制で好中球が有害事象共通用語規準 v4.0日本語訳JCOG版においてGrade4に当たる、500/マイクロリットル未満という条件に当てはまらなければ外泊が許可される。
1クール目の骨髄抑制では、Grade4に当たる500マイクロリットルのラインを切らなかった。2クール目では、このラインを切った水準が一週間あった。今回も同様の経過をたどるとすれば、明日から明後日に底を打ち、その後徐々に回復フェーズに入ることが予想される。
次に、イリノテカンで、影響を大きく受ける血小板について、プロットしてみた。
血小板は、毎回早い段階から、大きく下がる。有害事象共通用語規準 v4.0日本語訳JCOG版においてGrade4に当たる、25000/マイクロリットルを基準にしているのか、30000くらいまで減少してくると、そわそわして血小板の成分輸血を検討をし始める。
1クール目は結構緩やかに減少した為、血小板の成分輸血が化学療法開始から数えて9日目に投与したが、2クール目は早々と5日目に投与した。その後は、自然回復に任せ、実際に、血小板の成分輸血する水準まで再度下がることなく、回復した。
血小板の成分輸血は、投与が避けられないのであれば、骨髄抑制の早い段階で投与したほうが、その後の水準、底打ちのタイミングともいいようにあっちゃんの件では見えた。他のお子さんはどうだろうか?
今日の一言
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