6/14 ANKによる免疫細胞療法に挑戦

ANK免疫細胞療法に挑戦

再発防止策として、免疫細胞療法を以前から検討していた。主治医とも、肝芽腫が分かった頃からずっと検討してきていて、漸くそのうちの一つを実現にこぎつけた。

検討していた免疫細胞療法は、①NK細胞を使ったものと、②グリピカン3-ペプチドワクチンを使ったものの二種類あり、今回は、このうち、NK細胞を使ったものを行った。

この療法は、小児に治療実績もほぼなく、主治医からは、臨床実績のない療法に関しては、あらゆるリスクを覚悟の上で、親御さんの判断で行ってくださいという助言のもと、一応内諾を得て行った。

保険適用外の療法であるため、今までかかっていた病院ではできず、別のクリニックで実施した。

予め自己血を採血し、その中でNK細胞を選択的に培養し、増殖・活性化させたものを再び体内に戻す。NK細胞というのは、癌細胞を殺傷することができる細胞の一つで、これを体外で増やしたのち、再び体内に戻すというものだ。

以前から、抗がん剤治療の合間で、骨髄抑制から回復して次の抗がん剤治療に入る直前に採血を行い、それを培養していた。今回は、週に2回静脈注射を合計6回行う予定。その一回目だ。

これには、我々患者サイド、点滴を行うクリニック、もといた病院とも、とても神経質であった。そもそもその点滴を実際に幼児に点滴をしたケースが過去ない。そのクリニックでは、小児には経験はあるが、幼児にはなかった。

免疫細胞療法は、その特性から重篤な副作用はでないと考えられており、また実際に重篤な副作用は見られていない。しかし、成人と小児には、まったく事情がことなるため、成人では副作用がなくとも小児でないとは言い切れない。

NK細胞を使用した療法では、初回、二回目に40度近い高熱を発するという。しかし、その高熱は、投与されたNK細胞が体内のNK細胞を活性化させる為にサイトカインと呼ばれる物質を出すことによるものである為、解熱剤を使うことは好ましくないとされている。

発熱が40度でとどまればいいが、41度以上になった場合はどうすればいいか?小児だけに後遺症にならないか等リスクがあった。これらのリスクとリターンを天秤にかけ、実施した。

今日の一言

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