6/17 皆に反対され続けたANK免疫細胞療法の経緯
ANKを受けるまでの経緯
ANK免疫細胞療法に関しては、以下のリンパ球バンクのサイトを参考にしてください。
この療法は、一般的には、”活性化自己リンパ球移入療法”と呼ばれるものの一種で、自己の血液を体外で培養し、また体内へ戻すというもの。自己の血液から作る為、副作用が少ないのが特徴だ。
今回は、合計25ミリリットルを採取し、これを培養・活性化し、6回に分けて点滴する。化学療法が始める前に血液採取をしておくのが好ましいとされているが、実際上は難しいだろう。
再発でなければ、医師から突然癌の宣告をされ、どん底に叩き落された中で、主治医のいわれるがままに治療を開始する。闘病生活が始まって新しいリズムが出来上がって、いろいろ思考できるようになるもので、少なくとも1か月やそこらはいる。
免疫療法をしたいとか、いろいろ情報収集をし始めた時には、既に化学療法が始まっているのが普通だ。しかも、主治医に免疫療法等、標準療法外の治療法を受け入れてもらうのには、とても骨が折れるし、タイミング等を計るのがとても難しい。
あっちゃんの場合は、血液の培養センター側も、化学療法で弱った3歳児のNK細胞がどの程度培養・活性化できるかわからなかったので、試験培養を行いたいと申し出があったが、主治医からその了承が下りたのは、12月であった。
了解がでたのは、あっちゃんの手術が失敗した直後のタイミングで、病院側としてもあまり強気には出れないタイミングでやっと了解が下りた。大病院ほど、標準療法外の事に関しては、拒絶反応が強いような気がする(あっちゃんが二番目に手術を受けた世田谷の病院は、その点ではやや寛大だった、、、)。
具体的な採血と点滴量
血液採取に関しては、化学療法後で、次の化学療法に入る直前で比較的血液の状態が回復期に入っている時期を選び、行った。採血量は、合計25.5ml
1回目 H23.12.22 (試験培養 5ml/ 直前化学療法11/24終了)
2回目 H24. 2.23 (採血量 6.5ml/ 直前化学療法1/1終了)
3回目 H24. 3.10 (採血量 7ml/ 直前化学療法2/29終了)
4回目 H24. 3.26 (採血量 7ml/ 直前化学療法2/29終了)
これを培養し、以下のスケジュール予定で、点滴することとなった。
1回目 H24.6.14 (点滴量 成人の1/5)
2回目 H24.6.18 (点滴量 成人の1/5)
3回目 H24.6.21 (点滴量 成人の1/4)
4回目 H24.6.25 (点滴量 成人の1/4)
5回目 H24.6.28 (点滴量 成人の1/4)
6回目 H24.7.2 (点滴量 成人の1/4)
この点滴スケジュールに関して、ポイントは以下の通り。
1.一回の点滴量は、体重、血液量等を考慮し、成人の1/4で十分効果が期待できる。
2.再発防止が目的である為、12クールでなく、4-6クールで十分である。
3.初回と二回目は、強い副作用が予想される為、減量して点滴することが望ましい。
今回困った点は、幼児に対してANK免疫細胞療法n実施が事実上ほぼゼロであった為、点滴を引き受ける小児科のある施設がなかった。その為、通常の大人の為のクリニックで点滴を実施することになった。
理論的には副作用はないと予想されるものの、緊急時の対応に懸念があった。
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今日の一言
この手のアンケートは、だいたい94%くらいが満足するって、いうケースが多いけど、87%って、案外インセンティブ等での数字の操作なしに真面目にアンケートとったのかもね。
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